宮島に「訪問税」が課せられることが発表されました。
今回初めて「訪問税」というワードを耳にしましたが、宮島がある広島県廿日市市では、2008年にも導入の検討がされていたようです。
ここでは、今回ニュースになって初めて耳にした人も多いであろう「訪問税」について、金額や徴収方法、免除される条件などをみていきたいと思います!
目次
Contents
訪問税とは?訪問税って何?
訪問税とは、市内や島内を清潔に保つためにかかる経費を賄うために当該地域を訪れた人を対象に徴収する税金のことです。
今回、広島県廿日市市にある宮島で導入されることが決まりました。
訪問税はいくらかかるの?
今回、宮島がある広島県廿日市市の市議会では、「宮島訪問税」として、観光客が宮島に入る際に、フェリー代に1回100円を上乗せする、という条例案を可決しました。
また、年間500円で何度でも宮島を訪問できるという仕組みも作る予定であると言われています。
訪問税が免除されるのはどんな人?
島の住民など、訪問税が免除される人もいます。
具体的には下記に該当する人が訪問税を免除されます。
- 島の住民
- 修学旅行や遠足などの学校行事での訪問
ですが、すでに導入されている地域から考えると、
- 島で働く人
も訪問税の免除の対象になるのではないか、と思います。
訪問税の使い道は?
訪問税の使い道は、
- トイレの維持管理
- ごみの処理
などの、観光客を受け入れる環境を整えるために使用される方針です。

現在宮島には年間約450万人が訪れるようなので、1年で約4億5000万円の税収が見込めると考えられます。

宮島はいつから訪問税がかかるの?
現在、宮島の訪問税は2年後からの導入を目指しているようです。
なので、2023年1月とか、2023年4月あたりからではないでしょうか。
それ以前に予約された旅行ツアーなどの代金はどうなるのでしょうか…また情報が手に入り次第お知らせします。
既に訪問税を導入している国はどこ?
すでに、イタリアのベネチアでは訪問税を導入しています。
ベネチアの訪問税は、時期によって2.5~10ユーロ(315~1260円)と結構大きい金額が課されています。
イタリアでは、ベネチア以外にもシチリア島の北にあるエオリア諸島やイタリア最南端のランペドゥーサ島ですでに導入されており、使用目的は宮島と同様、街や島の清掃や安全確保のためであると公表されています。
今後、他の地域でも訪問税を課すところが出てくる?
今回、宮島で2年後から訪問税を課すことが決定されると、今後他の地域でも導入される可能性があるか気になりますよね。
宮島は世界遺産なので、宮島の訪問税が導入されてうまく活用され、成功すれば、他の世界遺産がある地域も検討をするかもしれません。
さすがに建築物には訪問税を課しづらいと思うので、世界遺産の中の
- 小笠原諸島
- 屋久島
や、観光客が非常に多い
- 沖縄の宮古島や石垣島などの離島
でも検討されたりするかもしれませんね!
まとめ
ここでは、宮島で導入が決まった訪問税について解説をしました。
1回あたりの金額は少額なので、この税の導入によって観光客が減ることはなさそうです。
みんなの100円の協力で、世界遺産である宮島の観光環境が整えられるのであれば、安い金額ですね!
今後、また詳細が出てくると思うので、また新しい情報があれば更新していきます。