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思い出のマーニーは百合映画?根拠のエピソード5選がヤバい!

『思い出のマーニー』について、「同性愛者を描いた百合映画(ガールズラブ映画)である」「百合じゃない」といった意見がSNSで飛び交っています。

なぜ『思い出のマーニー』は百合映画と言われるのでしょうか。

こちらの記事では、『思い出のマーニー』が百合映画と言われるエピソードを一挙ご紹介していきます。

 

思い出のマーニーは百合映画?

『思い出のマーニー』は、結末を見ると百合映画ではありません

なぜなら、マーニーは杏奈のおばあちゃんの生前の意志が人間の姿となって現れたものであり、マーニーと杏奈の関係は、"おばあちゃんと孫"だからです。

ですが、結末を知らない人が観ると、『思い出のマーニー』には百合映画に見える要素が沢山ありますよね。

『思い出のマーニー』は百合映画ではないけれど、監督は"密着多め"を意識して創ったそう。

監督は、作品中に出てくる金髪青眼で浮世離れしたマーニーが"実在する"ことを描くために、実際に杏奈と触れ合うシーンを多くしたと話しています。

なので、その触れ合うシーンが多いために『思い出のマーニー』は百合映画と呼ばれてしまっています。

よって、マーニーと杏奈の関係を知って意識しているかいないかが、「思い出のマーニーは百合映画かそうでないか」の意見が割れる原因になっているんですね!

 

そもそも百合映画とは何?

そもそも百合映画とは、女性の同性愛や、そのジャンルを描いた映画作品のことです。

女性同士の恋愛(ガールズラブ)を指すことが多いですが、

  • 女性同士の精神的な繋がり
  • 女性同士の友達以上恋人未満の関係

も百合映画に含まれます。

1970年代に男性の同性愛者が「薔薇族」と呼ばれたことの対義語として、女性の同性愛は「百合」と呼ばれるようになりました。

 

思い出のマーニーが百合映画と言われるエピソード

『思い出のマーニー』は百合映画ではないのですが、百合映画と言われても仕方がないエピソードが5つもあります。

その5つのエピソードとは、

  • マーニーと杏奈の見た目
  • 手を握りしめる
  • 顔を赤くして照れる
  • 他の人といることに嫉妬する
  • 告白のようなセリフ

です。

確かに結末を知らずにこれらを見ていたら、誰もが百合映画だと言いそう…。

では、それぞれの百合映画っぽいエピソードを詳しくご紹介していきます。

 

マーニーと杏奈の見た目

髪が短くボーイッシュで中性的な雰囲気の杏奈、対して色白でブロンドのロングヘアーに白のワンピースのマーニー。

これだけでも百合みを帯びていますよね。

実際の性格は、杏奈は心を閉ざしているかのように内気で、マーニーは快活で積極的。

この見た目と性格が対照的な2人のキャラクターの魅力が、百合ファンの心に刺さるようです。

 

顔を赤くして照れる

初めて杏奈に会ったマーニーは、杏奈の手を両手で包み込むように握り、それに驚いた杏奈は顔を赤くします

さらに、ばあやたちにバレないよう木の陰に隠れるときには、マーニーが杏奈の肩を抱き寄せ、マーニーに抱き寄せられた杏奈はまたしても顔を赤くしていました。

これはまさに付き合いたてのカップルのドキドキ感そのもの。

確かにこれを見たら百合映画にしか見えませんね。

 

ハグをする

マーニーの漕ぐボートでピクニックに出かけた杏奈とマーニー。

マーニーは杏奈にボートの操縦を教えるために、杏奈の手を取って一緒にボートを漕ぎます。

そのときにマーニーが杏奈の背後から抱きしめるように手を取って一緒に漕いでいました。

まるで彼氏が彼女にバックハグをしてボートの操縦の方法を優しく教えているような光景にも、百合みを感じざるを得ません。

 

他の人といることに嫉妬する

お屋敷でダンスパーティーのシーンでは、杏奈がマーニーに嫉妬していました。

ダンスパーティーで居心地が悪そうにひとりで隅に佇む杏奈。

一方でマーニーは同年代の少年と一緒に踊り出しました。

そんなマーニーの様子を見て不機嫌になった杏奈は、マーニーに「あの人誰?」と嫉妬して詰め寄っています。

それまでは、マーニーが杏奈に対して積極的だったのが、杏奈が逆にマーニーに惹かれて嫉妬しているという恋の駆け引きのようなシーンにも百合映画の臭いがプンプンしました。

 

甘いセリフ

『思い出のマーニー』には「あなたのことが大すき。」というキャッチコピーがついています。

これはマーニーが杏奈に向けて言ったセリフか、杏奈がマーニーに言ったセリフかは分かりませんが、これはまさに愛の告白!

ちなみに実際には使われなかった『思い出のマーニー』の裏話として、キャッチコピー候補の中には

  • 「ふたりだけの禁じられたあそび」
  • 「ふたりだけのいけないこと」

という候補もあったそうです。

『思い出のマーニー』はマーニーと杏奈の「ふたりだけ」の世界であり、誰にも言ってはいけない秘密の関係でを窺わせるこのセリフも、百合映画と言われる所以なのですね。

 

まとめ

こちらの記事では、『思い出のマーニー』が百合映画と言われる理由を、根拠となるエピソードを挙げてご紹介してきました。

百合映画のようにも思えてしまう『思い出のマーニー』ですが、結末を知るとまた見方が変わりそうです。

むしろジェンダーレスが叫ばれるこの御時世なら『思い出のマーニー』が百合映画だとしても自然なことなのかもしれませんね。

観る人の受け取り方によっても違うので、人それぞれの楽しみ方で良いと思います!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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