『君の心に火がついて』は、日常にある常識や普通に囚われて自分の本心を閉ざそうとしている主人公達が自分の心と向き合い生き方を変えるお話。
その話の一つ、つむぎのストーリーは妻と母親の役割でゆとりを無くし、いつの間にか夫とは支配関係になってる夫婦関係に悩んでました。
偶然会った焔と話してつむぎは夫婦関係を相談するのですが、つむぎがどんな最後を迎えたのか結末が気になりますね。
そして、つむぎと話をしてくれた焔とはいったい何者で、つむぎとはどんな関係なのか、、正体が謎すぎます。
そこでこの記事では、『君の心に火がついて』のつむぎの最後の結末と、焔の正体とつむぎとの関係を一緒に紹介します。
君の心に火がついてつむぎの結末はどうなる?
ツルリンゴスターさん(@turu96)による連載『君の心に火がついて』の第5話前編が公開されました。今回は第1話にも登場したつむぎたちのその後が描かれています🔥
「私たちやり直せるのかな?」
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『君の心に火がついて』でつむぎの結末は、つむぎが望んだ対等な夫婦関係に近づき、さらに自分の生きる時間を大切にして過ごせているようです。
具体的には、
- 見た目も以前と変わり、適当な服装がオシャレになり、化粧をしてぼさぼさだった髪も艶が出て悲壮感が無くなる
- 最初は時短勤務で事務の仕事を始め、子供が大きくなると家をあけて一日中仕事をする時間を持てるようになる
- 夫の一哉は家の事は妻がやるものと思っていた偏見を少しずつ変え、子育てに参加したり、抵抗があった家事もするようになる
など、つむぎは支配される夫婦関係からちゃんと開放されてるようです。
正直、これまでのつむぎの言動や、夫一哉の言動を見ていると意外な結末でしたね。
何故ならつむぎは
- 彼と一緒いるために戦うと決めたけど、そればかり考える時間はもったいない
- 家事も一人で終われるように段取りを決めてやる
- まるでさよならの準備
などの夫を突き離すようなセリフばかりで、夫婦継続を諦めているのでは?と感じますよね。
つむぎの夫一哉の方も
- 母親は家の事をする
- 父親は仕事して働き
- 仕事を頑張る事=家族を守り幸せにする事
という価値観を持っていましたが、その価値観がつむぎを苦しめていたと反省しています。
しかし、悪い事だと頭では理解出来ても、心では
- 価値観を押し付けた自分だけが一生悪者なのか
- 男性ならではのストレス、苦しさを家族の為に耐えてきた事への労いが欲しい…
など思ってしまい、感情がついていかないようでした。
なのでつむぎの最後の結末で夫婦関係が続くとは想像できませんでしたね。
君の心に火がついて謎の少年焔(ほむら)の正体は?
【新マンガ連載】
『君の心に火がついて』第一話が公開されました。人間の心に灯る”火”を食べて生きる妖怪・焔(ほむら)。自分の人生に迷いや葛藤を抱える主人公たちと、そんな人々の前に突然現れては心の中に小さな変化を生み出していく焔のお話しです。https://t.co/kULzFpqilm pic.twitter.com/fVH4SZaTvc
— DRESS編集部 (@ProjectDRESS) June 21, 2020
『君の心に火がついて』でつむぎと出会った謎の少年焔の正体は、今の現状から変わろうとする心の活力を具現化して生まれた空想の人物です。
心に灯る火を食べる妖怪として紹介されていました。
心の変化を火に比喩して表現するなんてオシャレですね。
つむぎが現状を変えようと強く思えば、焔は火を食べて姿がつむぎ本人の姿に変わる仕組みです。
あと、『君の心に火がついて』でつむぎ達はあまり考えてる事を語りません。
焔がいてやっと本心を話すので、つむぎ達の気持ちを読者に伝える役割もあるように感じます。
作者のあとがきで焔について、
- 前とは違うつむぎを見て欲しいと思って生まれた存在
- つむぎ達本人には見えない心の変化を具現化して表し、自信に繋げ物語を盛り上げる
- 主人公達を孤独から救う役割
- 第三者の立場になり相談しやすい
などと紹介されてました。
『君の心に火がついて』で焔は物語を盛り上げたり、相談役になったりととても重要な役割を持った人物のようです。
君の心に火がついてつむぎと焔(ほむら)関係はどうなる?
【最終回】
ツルリンゴスター( @turu96 )さんの『君の心に火がついて』最終話が公開されました💐✨ここまでお付き合いいただきありがとうごさいました! 最後はこれまで登場してきた人たちのその後と焔の思いが描かれています✍️https://t.co/n229K5CjlG
— こ|編集者 (@hare_109) July 18, 2021
『君の心に火がついて』でつむぎと焔の関係は最初のようにいつも一緒にいる事はなくなりました。
直接話したりもしなくなりましたが、焔はひっそりと側にいてつむぎを見守っているようです。
『君の心に火がついて』で焔はつむぎにとって
- よき相談相手
- 気持ちを上手に引き出し、心の変化を視覚的に見せて勇気づける
などまるでヒーローのように優しく助けてくれました。
そして先ほど説明した通り、焔は変わろうとした思いを具現化した者でしたね。
最後の結末でつむぎは前とは違い自立し、夫とも対等な関係を築けるようになったのでもう変化する必要はないように感じます。
それでも時々焔がでてくるのは、現状に甘えず、まだこれからも変化し続けようと思うつむぎの強い意思があるからかもしれません。
なのでつむぎと焔はこれからずっと付かず離れずの関係だと思います。
まとめ
『君の心に火がついて』
何かをやろうと決めたときに心に火がつく。そんな炎を吸って生きる存在、焔(ほむら)を中心にしたオムニバス作品。
配偶者や会社、ジェンダーといったものに閉塞感を感じている人はめちゃくちゃ刺さると思う。しかも単に刺しただけで終わらせてくれない苦い薬のようなマンガ。 pic.twitter.com/BbcLQLr0VF— たけのこ@マンガ (@gGn2Z5Um6iUqvwg) June 5, 2022
この記事では『君の心に火がついて』でつむぎの結末はどうなるかと、謎の少年焔(ほむら)の正体や関係について紹介しました。
『君の心に火がついて』でつむぎの結末は対等な夫婦関係を築くことができるようになりました。
焔の正体はつむぎの変わりたいと思う心を表しているので、つむぎとはこれからも付かず離れずの関係でいるようです。
『君の心に火がついて』は一度読むだけでは分かりにくい所があるので、この記事を読んでから何度も読み返すと味わい深い物語を楽しめますよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。